文字サイズ変更

眠り姫殺人事件

#2


上野の一言に、全員が凍りついた。
古川「次の被害者は・・・次の白雪姫役?」
上野「そうです。」
上野は自信満々に言った。
上野「なぜ主人公ではなく、白雪姫役なのか。」
  「恨みによる殺人なのか。」
  「目的はなんなのか。」
上野は全員の目を見て言った。
上野「ひとつ目から解決していきましょう。」
  「なぜ白雪姫役なのか。それは、この事件が、〔劇的殺人〕だからです。」
全員が目を見開く。
古川「劇的殺人・・・?」
上野「そうです。わざと白雪姫役を全員殺すことで、白雪姫は王子様のキスで眠りは醒めなかった。」
  「・・という架空のストーリーをわざと再現することで、自分の劇的欲求を解決しようとしている。」
  「そして、もし本当にそれが犯人の性格なら、少なくとも正気じゃない。」
  「これが、ひとつ目の疑問の真実です。」
全員が、納得した。
津田「なるほど・・・そう言う事件もないわけじゃない。」
古川「犯人の心境も、異様な性格な奴も複数いた。」
  「つまり・・・今の回答が1番信憑性が高い・・!」
上野「ありがとうございます。次は、二つ目の疑問についてです。」
  「結論から言います。恨みによる殺人ではありません。」
  「理由は、先ほどお伝えしたとおりです。」
古川「そうだねぇ。恨みだったら、辻褄が合わないしね。」
上野「そして、最後の疑問です。」
全員が耳を傾けている。
上野「今回の目的は、劇的なものだと、先ほどお伝えしました。」
  「・・・・・・・・・・・・が、実は、違う可能性があります。」
全員が顔を傾けた。
津田「え?どう言うことですか?劇的殺人じゃ・・・・」
上野「確かに、1番可能性が高いのは劇的殺人です。しかし・・」
その時、女性の悲鳴が聞こえた。
「きゃああああああああああああ!!!!」
上野「ん!?」
古川「今の声は!」
山田「今の声は・・清水さん!?」
津田「清水って・・白雪姫役候補の人ですか!?」
山田「は、はい!」
上野「まずいな・・・場所は!」
山田「三階の南東角部屋の、、〔休憩室〕です!」
古川「急ぎましょうか!」
上野「はい・・・・!」
でも、僕の予想が正しければ、

彼女はすでに死んでいる。

作者メッセージ

どうも戸部夏実です!
2作です!
皆さんが楽しめるように頑張ります!
今後とも宜しく頼みます!

2024/07/21 19:45

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
小説を編集
/ 13

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL