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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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二次創作
ギャンブラー、あなたに賭けます。

#11

#11 東雲

「ん…あれ、今の時間は!」
気付いたら、時刻は[漢字]次日[/漢字][ふりがな]つぐのひ[/ふりがな]の8時だった。昨日寝た時間が、大体9時30分だったので、実に10システム時間眠っていた事となる。
別に寝るのはいいのだが、問題はあの人形だ…。
「どうしよう…、ああいう街って、夜はかなり人通りが多いから、場合によっては人形ぐっちゃぐちゃとかあるんだよね…、消せない汚れがつくとか」
こういう時に、生物というのは不安になりがちだ。私も例に漏れず、かなり不安だった。
「はぁ…」
ため息をついていると、パソコンからチャットの通知音がする。
「シャーレか…」

[水平線]
『おはよう!まだ起きてないかな、昨日は良く眠れた?あんたにとっては色々あったからね。疲れてるなら、今日は観光を休んでもいいよ?』
『起きてるよ、おはよう。観光には行くことにするよ。今日の11時に待ち合わせにしない?一緒にお昼ごはんも食べたいしさ』
シャーレのチャットに答えつつ、スーツケースに入っているゼリー飲料を飲む。
ホテルの食事もいいが、個人的な事情で、バイキングやビュッフェ形式の食事は好まないのだ。自分で好きな食べ物を取るとなると、ちょっと難しい。
「はぁ、散歩でもするかー」
気分が落ち込んだとき、私は散歩をする。今回も、その要領だった。

[水平線]
「やっぱり、朝もちょっと人多いかも…」
私が生まれ育った故郷は、朝も昼も夜も人が少なかった。形骸化してる建物すらあった。そのときと同じ気持ちで、散歩に行こうとしていた。
だが、ピノコニーはそんなもんじゃなかった。
朝は学校や会社に行く人が多くて、昼も人がそれなりに多い。夜はもちろん多い。
朝昼晩、常に誰かの視線が誰かに突き刺さる世界、それがピノコニーだった。
「うぅ…人混みは嫌いじゃないけど…、朝からこれじゃあ、気が滅入っちゃうよ…」
吐き気を催すほどでも、パニックを起こすほどでもない。だが、朝から人混みに囲まれては気が滅入るのも当然だろう。少なくとも、私はそう思った。
「はぁ…朝から憂うつ」

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作者メッセージ

登場人物
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/06 12:49

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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