二次創作
めろんぱーかーは出来損ないの溺愛症候群らしい。
side KAITO
はぁ....。
やっぱり、俺がなにかに感情を抱くことは不可能なのだろうか。
今まで、どうがんばってきても無理だった。
妹、親、友達...。努力しても、もがいても。なにをしても、俺は「感情」というものを抱くことができなかった。現に、なろっちたちに「友達」という扱いを表面上していることになっているので、多少の気持ちくらいはある。
最近は、こう思うことが頻繁にあり、気を紛らわせるために散歩をよくしている。
小川がサラサラ、小鳥がピイピイ、木の葉がガサガサ。
自然の音を聞くことで、俺の感情は元々なかったものがさらになくなっていく感じで、それはそれで気が楽になるから、そうしている。
「無理なのかなぁ」
俺は、ポソッ、と呟いた。
そのときだった
「............無理、って?」
バッ、と俺は勢いよく後ろを振り返る。
そこには、少女が立っていた。....今は、結構夜だ。中学生くらいであろう少女がこの時間帯に出歩くことを親が許すのだろうか。...俺も中学生だけど。
「べ、べつに...。か、関係、ないから...」
「ふーん....。」
俺はそっけなく返事をした、つもりだった。少女にとっては逆効果だったのかもしれない。俺が座っていたベンチの隣に、少女は座った。
すると少女は、何を考えたのか。ただただ夜に浮かび上がった星空を眺めているだけだった。
なんだろう、それが心地良い。
俺もつられて、星空を眺めた。
俺は、初めて気がついた。
『星』
それは、遠く、宇宙に果てで、果てしなく遠いどこかの場所で、輝いてるもの。
俺は、ただただやみくもに星をみていた。
あぁ、なんてきれいなんだろう。
あぁ、なんて美しんだろう。
あぁ、なんて、なんて...言葉にできないな...。
この時俺は、初めてなにかに、「感情」を持った。
「きれいだ」という感情を心から思えた。
「きれいだ」
気づけば、そう口にしていた。
「....ん、よかったじゃん。...私も、さ。さっきいろいろ吐き出してきたんだよね。そしたらなーんか無償にすっきりしちゃって。星みたら、なんかがんばってよかった、みたいな、自分に対する褒め言葉、みたいなのが湧き出てきてさ。あなたにも、それが必要っぽかったから教えてあげたの、感謝してね。じゃあね」
若干長文になる言葉を発して、彼女はすっ、と立ち上がって去ってしまった。
....あ、待って。
そう思ったけど、遅かった。
いつか、礼を言いたい。
そして、いつか感謝を伝えたい。
でも、あの少女は、多分...なろっちの....
はぁ....。
やっぱり、俺がなにかに感情を抱くことは不可能なのだろうか。
今まで、どうがんばってきても無理だった。
妹、親、友達...。努力しても、もがいても。なにをしても、俺は「感情」というものを抱くことができなかった。現に、なろっちたちに「友達」という扱いを表面上していることになっているので、多少の気持ちくらいはある。
最近は、こう思うことが頻繁にあり、気を紛らわせるために散歩をよくしている。
小川がサラサラ、小鳥がピイピイ、木の葉がガサガサ。
自然の音を聞くことで、俺の感情は元々なかったものがさらになくなっていく感じで、それはそれで気が楽になるから、そうしている。
「無理なのかなぁ」
俺は、ポソッ、と呟いた。
そのときだった
「............無理、って?」
バッ、と俺は勢いよく後ろを振り返る。
そこには、少女が立っていた。....今は、結構夜だ。中学生くらいであろう少女がこの時間帯に出歩くことを親が許すのだろうか。...俺も中学生だけど。
「べ、べつに...。か、関係、ないから...」
「ふーん....。」
俺はそっけなく返事をした、つもりだった。少女にとっては逆効果だったのかもしれない。俺が座っていたベンチの隣に、少女は座った。
すると少女は、何を考えたのか。ただただ夜に浮かび上がった星空を眺めているだけだった。
なんだろう、それが心地良い。
俺もつられて、星空を眺めた。
俺は、初めて気がついた。
『星』
それは、遠く、宇宙に果てで、果てしなく遠いどこかの場所で、輝いてるもの。
俺は、ただただやみくもに星をみていた。
あぁ、なんてきれいなんだろう。
あぁ、なんて美しんだろう。
あぁ、なんて、なんて...言葉にできないな...。
この時俺は、初めてなにかに、「感情」を持った。
「きれいだ」という感情を心から思えた。
「きれいだ」
気づけば、そう口にしていた。
「....ん、よかったじゃん。...私も、さ。さっきいろいろ吐き出してきたんだよね。そしたらなーんか無償にすっきりしちゃって。星みたら、なんかがんばってよかった、みたいな、自分に対する褒め言葉、みたいなのが湧き出てきてさ。あなたにも、それが必要っぽかったから教えてあげたの、感謝してね。じゃあね」
若干長文になる言葉を発して、彼女はすっ、と立ち上がって去ってしまった。
....あ、待って。
そう思ったけど、遅かった。
いつか、礼を言いたい。
そして、いつか感謝を伝えたい。
でも、あの少女は、多分...なろっちの....
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