二次創作
転生後、めろんぱーかーに愛されました。
「それでは、我が6つ子の一人目、なろ屋です」
なろ屋、と呼ばれたのが、一人目の候補だった。
私はてっきり顔写真を見せられるのかと思っていたが、相手も私と同じ0歳児だったことで、顔写真というよりかは、おとなになった頃の似顔絵が出された。
おぉ、とまわりが少しざわついた。それもそうだ。似顔絵とはいえ、顔がよかった。ふんわりとした雰囲気をまとっていたなろ屋さんに、グレーの髪色がよくあう。
「二人目、サムライ翔です」
次はサムライ翔、という名前が呼ばれた。
うわ、この人も顔がいい....。こんな人が私の婚約者でいいのだろうか。
いかにも王道イケメン、という漢字の翔さんは、青髪だった。
「三人目、のっきです」
のっき、と呼ばれた男の子は、中性的な雰囲気をまとっていた。
イケメン、とも言えるし、美少女、とも言える本当に中性的な顔だった。のっきさんは、金髪だった。
「四人目、そらねこです」
そらねこ、と呼ばれたその人は、もう決まっているのかのように可愛い顔立ちだった。水色髪がよく似合う。
「五人目、KAITOです」
kAITOさんは、失礼かもしれないけど、厨二病っぽかった。だって、黒髪に赤メッシュって....。
「六人目、kamomeです」
kamome、と呼ばれたその人は、まぁ当たり前だけど顔がよかった。.....なんだろう、清楚?って感じかな....?その人もKAITOさん同様厨二病っぽかった。黒髪に黄色のグラデだもん。
「以上が、我が6つ子六人になります。そして、みなさまに大事なご報告があります。」
六人全員の似顔絵を急に見せられて困惑しているのに、さらに報告、なんて言われたら、そりゃあみんなも困惑に困惑が重なってびっくりするだろう。
そして、ついに司会っぽい人が口を開く。
「我が6つ子を、初屋家の娘様の、婚約者候補とさせていただきます」
えーーーーっ、という大きな歓声で、パーティー会場全体が覆われた。
「●●の候補、めちゃくちゃ顔良くない?」
お兄ちゃんがぼそっと一言つぶやた。
「まぁあれはあくまで似顔絵だから、参考にしちゃだめよ...」
お母さんがお兄ちゃんに返事をする。
でも、本当に思う。
どうして、あんなに高貴な存在が私の婚約者になろう、と言い出したのだろう。
謎は、深まるばかりだ。
[水平線]
13年後(中学1年生
「○○〜っ!!」
「うっるさいなぁ....。なに、どうしたの...?」
「宿題!見せて〜?」
「えぇ、やってないの?しょうがないなぁ、教えたげるよ」
「○○大好き〜っ!」
私は13年後。
婚約者候補に溺愛されるなんて、みじんも思っていなかった。
なろ屋、と呼ばれたのが、一人目の候補だった。
私はてっきり顔写真を見せられるのかと思っていたが、相手も私と同じ0歳児だったことで、顔写真というよりかは、おとなになった頃の似顔絵が出された。
おぉ、とまわりが少しざわついた。それもそうだ。似顔絵とはいえ、顔がよかった。ふんわりとした雰囲気をまとっていたなろ屋さんに、グレーの髪色がよくあう。
「二人目、サムライ翔です」
次はサムライ翔、という名前が呼ばれた。
うわ、この人も顔がいい....。こんな人が私の婚約者でいいのだろうか。
いかにも王道イケメン、という漢字の翔さんは、青髪だった。
「三人目、のっきです」
のっき、と呼ばれた男の子は、中性的な雰囲気をまとっていた。
イケメン、とも言えるし、美少女、とも言える本当に中性的な顔だった。のっきさんは、金髪だった。
「四人目、そらねこです」
そらねこ、と呼ばれたその人は、もう決まっているのかのように可愛い顔立ちだった。水色髪がよく似合う。
「五人目、KAITOです」
kAITOさんは、失礼かもしれないけど、厨二病っぽかった。だって、黒髪に赤メッシュって....。
「六人目、kamomeです」
kamome、と呼ばれたその人は、まぁ当たり前だけど顔がよかった。.....なんだろう、清楚?って感じかな....?その人もKAITOさん同様厨二病っぽかった。黒髪に黄色のグラデだもん。
「以上が、我が6つ子六人になります。そして、みなさまに大事なご報告があります。」
六人全員の似顔絵を急に見せられて困惑しているのに、さらに報告、なんて言われたら、そりゃあみんなも困惑に困惑が重なってびっくりするだろう。
そして、ついに司会っぽい人が口を開く。
「我が6つ子を、初屋家の娘様の、婚約者候補とさせていただきます」
えーーーーっ、という大きな歓声で、パーティー会場全体が覆われた。
「●●の候補、めちゃくちゃ顔良くない?」
お兄ちゃんがぼそっと一言つぶやた。
「まぁあれはあくまで似顔絵だから、参考にしちゃだめよ...」
お母さんがお兄ちゃんに返事をする。
でも、本当に思う。
どうして、あんなに高貴な存在が私の婚約者になろう、と言い出したのだろう。
謎は、深まるばかりだ。
[水平線]
13年後(中学1年生
「○○〜っ!!」
「うっるさいなぁ....。なに、どうしたの...?」
「宿題!見せて〜?」
「えぇ、やってないの?しょうがないなぁ、教えたげるよ」
「○○大好き〜っ!」
私は13年後。
婚約者候補に溺愛されるなんて、みじんも思っていなかった。
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